できなかったことができるようになった時に、一緒に喜べることがやりがいです。
小林明華さん(津こども園 黄1組担任)
今回は、名文保を卒業し、現在現場で活躍している小林明華さんにお話を伺いました。
学生時代の思い出から、今の仕事のやりがい、そして後輩へのメッセージまで、たっぷりと語っていただきました。

<学生時代に学んだこと>
「学生の頃は“何のためにやるの?”と思っていた記録の書き方。今では毎日使っています。発達や保護者対応の授業も、現場に出てから“このことだったのか!”と実感することが多いです。」
在学中には気づけなかった学びが、現場でつながり、生きていることを実感しているそうです 。

<印象に残っている経験>
「オーストラリアでの保育実習がとても印象的でした。日本との違いを感じて面白かったですし、休日には観光やコアラを抱っこしたことも楽しい思い出です。」
国際的な経験が、今の仕事に生かされているのですね 。

<好きだった授業と役立っていること>
「『あそびと運動』の授業が好きでした。多くの集団遊びを学んだことで、子どもたちと日々楽しく過ごすためにとても役立っています。」

<学生時代の行事での思い出>
「2年生で行った“山のくらし”。テント泊やキャンプファイアーなど普段できない体験ができました。怒られたことも、今となってはいい思い出です。」

<保育士を目指したきっかけ>
幼い頃から通っていた習い事で子どもたちと関わった経験がきっかけ。進路に迷っていた時期に「子どもと関わるって楽しい」と思えたことが、保育士を目指す大きな一歩になったそうです。

<保育の魅力とやりがい>
「子どもたちの成長を近くで見届けられること。できなかったことができるようになった時に、一緒に喜べることがやりがいです。」

<就職してよかったこと>
「職員同士の雰囲気がとても良くて、困ったときには自然と『大丈夫?』と声をかけ合える環境があります。」
<成長したと感じること>
「最初は子どもを見ることで精一杯でしたが、今では子ども同士の関わりや保護者、同僚の様子など“全体”を意識して動けるようになったことが、自分の成長だと感じます。」
<これからの目標>
「子どもたちが安心して過ごせる居場所を、もっと深く追求していきたい。小さな変化や気持ちを見逃さず、丁寧に寄り添える保育士でありたいです。」

<後輩へのメッセージ>
「学生の頃の私はダメダメで不安だらけでした。でも実習を経験して“やっぱり保育士っていいな”と気持ちが変わりました。
完璧じゃなくても大丈夫。
子どもと向き合う気持ちを大切に、自分のペースで進めばきっと大丈夫です!」

<インタビューを終えて>
小林さんの言葉から、保育士としての一歩一歩の成長や、子どもたちに寄り添う姿勢の大切さが伝わってきました。
名文保での学びと経験が、今も確かに息づいていることを実感できるお話でした。
















